こんにちは、菅原和望税理士事務所スタッフです。
会計初心者向けに簿記のさわりを説明するシリーズですが、今回は簿記上の現金に含まれるものは何か?についてです。
簿記上の現金とは
実生活上で現金というと、紙幣や硬貨ですね。しかし勘定科目としての現金の範囲はこれよりも幅広いものです。
そもそも、勘定科目は、種類や性質が似ているものをある程度まとめて1つの科目名で表示管理するものです。したがって、現金の中には紙幣や硬貨以外のものも含まれることになります。
簿記の世界では、現金に、「通貨代用証券」が含まれます。
通貨代用証券は銀行や郵便局などの金融機関に持っていくとすぐに現金化することができるため、現金と同じ扱いがなされます。
では、どのようなものが通貨代用証券に該当するのでしょうか。
通貨代用証券とは…
①他人振出小切手
②郵便為替証書
③送金小切手
④公社債利札
⑤配当金領収書
聞きなれないものがあるかもしれませんが、郵便為替証書は郵便局で購入することができるもので、普通為替や定額小為替があります。為替 – 日本郵便
送金小切手は銀行で購入することができます。
配当金領収書は株式を購入し配当を受ける際に企業から送付されるものです。これを企業指定の金融機関に持参すると、配当金額分の現金を受け取ることができます。しかし、最近は口座に振り込まれることが多いので使われる頻度は下がっています。
公社債の利札は政府や企業の債券の利息引換証です。期限が到来すると、金融機関で利札を提示することで利息分の現金を受け取ることができます。こちらも口座への直接振り込みが主流になりましたので、見かけることは少ないかと思います。
当座預金
当座預金は無利息であることが特徴で事業用の決済口座として使用されます。
先ほどの現金とは異なり、金融機関に直接行かずとも日々の現金のやり取りを銀行口座で行えるようにするため、当座預金口座というものを作成します。支払が必要な場合は小切手を振り出し相手に渡すと、相手が銀行に小切手を持っていき現金を受け取ることができます。受け取られた現金分は当座預金から減少します。
また、当座借越を利用することもできます。
当座預金に入れた現金は、先ほどの現金勘定とは区別され、当座預金として管理されます。
事業を営みながら簿記の勉強をして、さらに誤りが無いように日々の仕訳をする…そして決算期には決算まで行って税額を導出する…一人ですべてを抱え込むのは大変です。
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簿記の基本的な考え方については、会計初心者向け 簿記って何?取引とは?の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。
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