topics

トピックス

大家さんにおすすめの会計ソフト

税理士の菅原和望です。今回は大家さんに向いた会計ソフトの選び方と、家賃管理システムとの連携について整理していきます。

物件数が増えるほど手作業での記帳は負担が大きくなるため、早い段階でクラウド会計を導入し、効率的な記帳体制を整えておくことが望ましいでしょう。

賃貸経営における記帳の課題

物件・部屋ごとの収支管理

複数物件を所有する場合、物件・部屋単位での収支を把握できる仕組みが記帳の効率化に重要です。物件ごとの収支が見える化されていないと、どの物件が利益を生み出しているのか、どの物件が修繕費用がかさんでいるのかを把握しづらくなり、今後の投資判断にも支障が出ることがあります。物件ごとの損益をリアルタイムで確認できる体制を整えておくと、次の物件購入や売却の判断材料としても活用しやすくなります。

家賃入金と経費の突合

家賃保証会社経由の入金や振込手数料の差引きなど、入金額と契約家賃の差異を正確に処理する必要があります。管理会社によっては複数月分の家賃をまとめて振り込むケースもあり、入金明細と契約家賃を丁寧に突き合わせないと、収入の計上漏れや二重計上が発生するリスクがあります。管理会社からの入金明細をクラウド会計ソフトに取り込み、契約家賃と自動で突合できる仕組みを整えておくと、確認作業の負担を大きく減らせます。

クラウド会計ソフトのメリット

銀行口座との自動連携

クラウド会計ソフトは銀行口座やクレジットカードの明細を自動取得し、仕訳作成の手間を大幅に削減できます。過去の仕訳パターンを学習して自動的に勘定科目を推測してくれる機能を持つソフトも多く、繰り返し発生する家賃収入や管理費の記帳作業を効率化できます。一度ルールを設定しておけば、翌月以降は自動で同じ勘定科目に仕訳されるため、月々の記帳作業の負担を大幅に減らすことができます。

賃貸管理システムとの連携

一部のクラウド会計ソフトは賃貸管理システムとAPI連携が可能で、入金消込や物件別損益の把握が容易になります。管理会社から提供される家賃明細データを自動的に取り込める場合もあり、手入力の手間を大きく減らせる点は複数物件を所有する大家さんにとって特に有効です。物件数が増えるほど連携機能の効果は大きくなるため、複数物件を所有される大家さんには特におすすめです。

導入時の注意点

勘定科目の設定

修繕費・資本的支出・減価償却費など、不動産賃貸業特有の勘定科目を適切に設定することが重要です。勘定科目の設定を誤ると、確定申告時に経費の集計をやり直す手間が生じるため、記帳を始める前に税理士に相談し、適切な科目設定を行っておくことをおすすめします。特に修繕費と資本的支出の区分は判断が難しいため、勘定科目のテンプレートを税理士と一緒に作成しておくと安心です。

税理士との連携方法

クラウド会計ソフトは税理士とのデータ共有がしやすく、記帳代行や申告のサポートを受けやすくなります。閲覧権限のみを付与することも可能なため、セキュリティ面を気にされる方でも安心してご利用いただけます。

青葉区・都筑区の大家さんの記帳環境

管理会社に委託している方が多いという事情

青葉区・都筑区では、入居者対応や集金を管理会社に委託しつつ、記帳はご自身で行っている方が多くいらっしゃいます。管理会社からの送金明細と口座の入出金を突き合わせる作業が毎月発生するため、この部分を自動化できるかどうかが会計ソフト選びの分かれ目になります。

ソフト導入前にご相談いただくメリット

新規物件の購入、大規模修繕、法人化の検討など、資金や税負担への影響が大きい意思決定の前に相談いただくことで、選択肢を踏まえた判断がしやすくなります。

会計ソフトについてよくいただくご相談

勘定科目と物件別集計の初期設定

毎月の送金明細を届いた順にデータで保存しておけば、口座の記録と突き合わせる作業を後回しにせずに済みます。ファイル名に年月と物件名を入れておくと、後から探す手間もかかりません。

まとめ

会計ソフトを活用することで、複数物件の収支管理や確定申告の負担を大きく軽減できます。導入や設定でお悩みの際は税理士へご相談ください。

白色申告と青色申告の違いは「大家さんは白色申告と青色申告どちらが得か|65万円控除のメリット」もあわせてご覧ください。

確定申告・税務相談の業務内容はこちら、料金プランはこちらをご覧ください。顧問契約・確定申告のご依頼・ご予約はこちらの予約方法からお気軽にどうぞ。

よくある質問

Q. どのクラウド会計ソフトがおすすめですか?

A. freeeやマネーフォワードクラウドなど、賃貸業向け機能を備えたソフトがおすすめです。状況に応じてご提案いたします。物件数や必要な機能によって適したプランが異なるため、導入前にご相談いただくと安心です。

Q. エクセルでの管理でも問題ないですか?

A. 物件数が少ない場合は可能ですが、規模が大きくなるとクラウド会計ソフトの方が効率的です。物件数が増える前にクラウド会計へ移行しておくと、切り替えの手間を最小限に抑えられます。

Q. 税理士に記帳代行を依頼することもできますか?

A. 可能です。会計ソフトのデータを共有いただくことで、効率的に記帳代行を行うことができます。

Q. どの会計ソフトを選べばよいか相談できますか?

A. 物件数や管理委託の状況をお聞きしたうえで、ご負担の少ない選択肢をご案内します。当事務所ではクラウド会計の導入支援も行っております。

大家さんの税務・会計に関する関連記事

大家さんとして賃貸経営をされる方に関するテーマ別の解説記事もあわせてご覧ください。

この記事を書いた税理士

税理士 菅原和望

菅原 和望(すがはら かずみ)税理士/菅原和望税理士事務所 代表

  • 東京地方税理士会 緑支部所属/税理士登録番号 第154708号(2024年11月登録)
  • 登録内容は日本税理士会連合会の税理士情報検索サイト(登録番号 154708 で検索)および東京地方税理士会でご確認いただけます。
  • 会計・税務の実務経験9年
  • 株式会社カプロス 代表(2015年12月設立/ダイヤモンドコア工法によるコンクリートの穿孔・切断・解体工事/施工エリア:関東・東北)
  • 不動産賃貸業(賃貸物件の経営)

1993年生まれ。横浜市青葉区市ケ尾の菅原和望税理士事務所代表。自ら建設業の施工会社を経営し、不動産賃貸業も営む事業者としての立場もふまえ、クラウド会計(マネーフォワード クラウド)を活用した記帳・決算・確定申告までを一貫してサポートしています。

中小企業のIT導入支援の詳細は中小企業庁の情報もご確認ください:中小企業庁公式サイト

免責事項

本記事は、掲載時点の法令等に基づく一般的な情報提供を目的としたものであり、その内容の正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。法令の改正や個別のご事情により取扱いが異なる場合がございますので、実際のご判断にあたっては必ず専門家にご確認くださいますようお願いいたします。

また、本記事の内容および記事で取り上げたテーマに関するご質問・ご相談・ご意見・お問い合わせ等はお受けしておりません。本記事のご利用により生じたいかなる損害につきましても、当事務所は一切の責任を負いかねます。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

顧問契約・確定申告のご依頼はこちら

横浜市青葉区・市が尾駅徒歩2分。個人事業主・中小企業の記帳代行から申告書の作成、月次の税務顧問まで一貫してお引き受けします。

CONTACT

税務会計に関する様々なご相談に対応しています。
お気軽にお問い合せください。

LINE・お問い合わせフォームは24時間受付/通常2営業日以内にご返信します。

Tel.045-482-6570(受付 9:00~17:00)

※営業電話が多いため、留守番電話に設定している場合があります。お名前とご用件を残していただければ、営業時間内に折り返しご連絡いたします。

菅原和望税理士事務所

菅原和望税理士事務所

〒225-0024
神奈川県横浜市青葉区市ケ尾町1062-1
ローゼ市ヶ尾208

TEL 045-482-6570(受付 9:00~17:00) ※留守番電話の場合は、お名前とご用件を残していただければ折り返します ご連絡はLINE・お問い合わせフォームが確実です(24時間受付/お返事は営業時間内) 定休日:土日祝(土日は事前予約制でご相談可) 東急田園都市線「市が尾駅」より徒歩2分

LINEで相談24時間受付 お電話留守電にご用件を
LINEで相談 045-482-6570